2016年9月29日木曜日

HoI4: フランス AAR 第3章 祖国は危機にあり

目次

今日より第四共和政フランスの歴史が始まる。フランスの統治を担うこととなった共産党は、まず第一に緊急の宣言を発する。「祖国は危機にあり」――人民はあの偉大なる1792年、悲惨なる1871年の過去を否が応でも思い出させられる。あのとき祖国を危機にさらした敵はドイツ。そのとき祖国を崩壊に追いやった敵はドイツ。では、このときの敵は? 

左翼NFの仮ゴール。政治点に大きなペナルティをかけていたデバフが外れ、マンパワーも500Kほど増加

祖国の危機を前に、フランスは団結する。共産党は書記長モーリス・トレーズを中心とした集団指導体制をつくりあげる。のちに「36年委員会」と通称される体制ができあがった。委員会は行政・立法にわたって広範な権限をもち、議会に責任を負わない独裁的権力をもつ。71年のパリが夢見て倒されたプロレタリアによる独裁制がここに成立した。これは「祖国の危機」を背景にした、あくまでも緊急時の体制である、とトレーズは語る。かつて「共和国は平和の到来まで革命的である」と宣言した93年の委員会は、ついには平和の到来をみることなく反動に打ち倒された。しかしこの体制の未来はいまだ誰にも知るよしはない。
その一方で委員会は人民戦線派に挙国一致を呼びかけ、急進党を含めた中道にまで、対ファシストの名目で閣外協力を要求する。これにより、ついに政治的なねじれは解消された。
同時にフランスは大動員令を発する。古の92年、新たなる時代を作った国民の軍隊を再び結成するのだ。国民投票でプロレタリア独裁を支持した人民はよろこんで呼びかけに応じた。

NFは工場→研究枠ルートに
次にフランスはなにをなすべきか。フランスは敵から身を守るため、急ぎ武装せねばならない。ダラディエはその判断においては誤ってはいなかった。フランスはさらなる工業化を進め、国民の軍隊に持たせる銃を作らねばならない。

植民地兵師団のテンプレートを正規兵に変更
同時に委員会はアフリカや海外植民地からの撤兵をひそかに指示し、植民地兵師団を正規兵師団に改変して人員を補充し、訓練させることにする。たたかいの場はヨーロッパであり不毛なアフリカではない、というのが委員会の判断であった。とはいえ、このような急激な動きは危険をともなう。当面はいつでも必要な場所に移動できるよう海外派遣軍をチュニスの港に集結させるにとどめた。


研究は工業系を進めつつ、遅れていた戦闘機と支援火器の開発を始める。特に戦闘機は研究開発が終了次第、フランスの空を守るため、新たに開かれた軍需工場で即時生産ラインに乗せられることになろう。


世界情勢に目を移そう。隣国スペインの共和派政府はもはやバルセロナを残すのみで、ファシストの反乱軍がほぼ全土を制圧している。もはやフランスにしてやれることはない。またひとつファシストに勝ち星がつき、フランスはますます孤立することになろう。フランスはファシストとの戦いに備える覚悟を新たにする。

そこで目についたのは、フランスの友邦たる隣国であるベルギー・オランダである。迫りくるファシストの脅威に対し、彼らはなんと脆弱なことか。不実なるアルビオンはあてにはならない。ヨーロッパはわれわれの手で守らねばならない。1937年3月。委員会は長い議論の末、ある決定を下した。

次章: 武装せるフランス

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