2016年11月27日日曜日

HoI4: フランス AAR 第10章 東欧での闘い



ドイツ人民政府の降伏の後、旧ドイツ領は戦争の終結まで全土がフランスの暫定統治に任されることとなった。フランスは接収したドイツの軍需工場を収容所から救出したマイノリティらを中心に据えて再稼働させ、不足気味であった戦車や戦術爆撃機などを増産し、軍備のさらなる増強を図る。こうした政策は保守的なドイツ人民を刺激し、特にベルリンを中心とした大都市では彼らを激しいストライキやサボタージュに走らせた。どうやら新たに憲兵隊を組織し、自由と平等に抵抗する根強い反仏勢力を取り締まる必要がありそうだ。

2016年11月20日日曜日

HoI4: フランス AAR 第9章 法の即位、権利の復活、正義の反撃

目次

ベルリン市内に入ったフランス軍は敵の指導者の姿を求めて市中をくまなく捜索したが、指導者ヒトラーの姿はどこにもなかった。おそらくフランス軍の入城より一足早く、山奥の山荘かどこか安全な場所に避難していたのだろう。かまうものか。このままドイツの国中を占領し続ければ、いずれ避難できる場所も無くなろう。ドイツが敗北を認めるその日まで、フランス軍は進撃の足を止めないまでだ。フランス軍は70年前の仕返しとばかりにこれ見よがしにベルリン市内を行進し、ファシストからの解放を喜ぶ市民らと抱擁しあった。


東南戦線ではフランス軍は南独ミュンヘンから旧オーストリア領にかけてを制圧し、イタリアと国境を接した。イタリア軍とはこれまでアルパイン線の小競り合い以上の接触はなく、いまもまだ恐るべき戦力を保持している。フランス軍はイタリア軍を突破してフリウリ地方から南下し、地中海を挟んでの東西分断を試みるも、数と地の利で勝るイタリア軍にはかなわなかった。そう急くことはない。ドイツの脅威を排除すれば、北方戦域軍の全兵力をイタリアに向けることも可能となるのだ。フランス軍は南部ではチロルの山岳地帯で進軍を停止し、守りを固めてイタリア軍の逆侵攻を食い止めながら、他方では各地でいまだ抵抗を続けるドイツ軍の排除にとりかかる。

2016年11月15日火曜日

HoI4: フランス AAR 第8章 フランスは立ち上がる



1939年10月18日。ついに戦争が始まった。戦闘機の数で勝るフランスはドイツ上空の制空権を勝ち取り、戦術爆撃機の支援のもと安心して進撃を開始することができた。この空中戦を見越して早くから戦闘機の増産を進めた政策が正しかったことが証明された。緒戦は順調だ。

アルパイン線はいまだ建設途中だが、突出部は優先してレベル10にした
わずかな師団で――といっても通常の師団より規模の大きいアマルガム師団だが――守るアルパイン線に、イタリア軍が数十倍の師団数をもって攻め寄せる。しかし、アルプスの山脈上に建てた要塞線はまさに鉄壁であり、厳しい高地訓練を受けた山岳師団の守りによって、攻撃はことごとく跳ね返された。

2016年11月11日金曜日

HoI4: フランス AAR 第7章 蜂起前夜

目次

フランスは外交ラインを通じて正式にライン川左岸の返還を要求したが、ドイツからの返答はなかった。フランスはドイツ駐在大使を召還し、最後通告の期限である4か月後に備える。もはやドイツの答えは明らかだった。戦争だ。

ようやくWW1デバフが消え、ドクトリン開発が可能となる
避けがたい戦争の予兆を前にした極めて強い緊張感のもと、フランスは軍事的な準備を着々と整えつつあった。4月、ガムラン元帥は陸軍の制度改革が完了したことを委員会に報告する。

2016年11月10日木曜日

Civilization V: アフリカ争奪戦 実績 勝利を讃えよ(ボーア・創造主) 攻略 後編

前編

トレッカーズの帰還(ターン16~40)


順調に砲撃を続けられれば、ポート・エリザベスはターン20前後に落とせているはずです。その後はポート・エリザベスと数を増やしたライフル砲の砲撃で、海に残る戦列艦を掃除しましょう。ユニットをケープタウンの銅の上に置き、交易路を略奪して得た収入をもってポート・エリザベスで私掠船を購入すると、強力な戦列艦を拿捕することができるかもしれません。傀儡都市を自都市化するペナルティと天秤にかけて考えてください。ライフル砲が3ユニット揃うころにはある程度片付いているでしょう。その後はケープタウンへの砲撃を開始します。問題は都市砲撃と戦列艦の脅威もあり視界がとりづらいことですが、労働者を都市まで2ヘックスの位置に置くことで解決します。ライフル砲は海から砲撃されないよう内陸に置くことを心がけましょう。


Civilization V: アフリカ争奪戦 実績 勝利を讃えよ(ボーア・創造主) 攻略 前編

巷では Civilization シリーズ新作、Civilization VI が話題となっています。しかしあれはよくない。実によくない。なにがよくないかと申しますと、端的にいうと7千円では高すぎて私には買えないのです。そんな哀れな身の上なため、せめて気分だけでも対抗しようと(?)最近は旧作の Civ5 を遊んでおりました。そして哀しみを力に変えたおかげか、このたび難関実績のひとつとされるアフリカ争奪戦シナリオの創造主ボーアをクリアすることができたので、攻略記事を書いてみようと思い立ちました。Civ5 はまだまだ終わりませんよ。終わってもらっては困ります(新作を買えないので)。



ボーア人(ブール人)といえば、オランダ領南アフリカがフランス革命戦争のどさくさに紛れてイギリスに奪われてのち、イギリスの圧政を逃れて北のアフリカ奥地へと逃れていき(グレート・トレック)、その先に国を作ったオランダ系の人々であり、その後も世界一の大帝国イギリスの侵略を一度は退けた(ボーア戦争)というロマンのある歴史をもつ人々です。Victoria シリーズなどでは興味深い中小国としてひそかな人気を誇っていたりします。そんなボーア人国家ですが、力のみがすべての Civilization ではやはり苦しい戦いを強いられます。難易度創造主のボーア人国家でアフリカ争奪戦シナリオをクリアする実績は、Civ5 における最難関実績の筆頭とされています。今回の記事ではそんなボーア人国家で勝利への道を切り開いてみようと思います。
なお、スクリーンショットをほとんど撮影していなかったうえに途中のセーブもあまり残っていなかったので、序盤のスクリーンショットは状況再現版です。クリアしたマップも特に神立地というわけではないので大差はないはずです。


2016年11月7日月曜日

才能ある画家の平凡な絵画 Painters Guild

ここのところ調子が思わしくなく、書きたい記事はいくつかあったのですが、どうにも書くに書けずにおりました。HoI4 の AAR もせっかくよいところまで到達したというのにまだ続きを書けておりません。こいついつも調子悪そうにしているなと思われるかもしれませんが、どうにもならないものはどうにもならないのです。そうこうしてぐだぐだ時を過ごしていると、季節はあっという間に冬を迎え、Steam はハロウィンセールに突入してしまいました。仕方ないので何かを買えば何かが変わることに期待して(?)、このたびのセールでは以前楽しめた The Last Door の続編 The Last Door: Season 2 と、無料のウェブ体験版を遊んで以来気になっていた Painters Guild を購入しました。どちらも近いうちに、というより積んだまま遊ばないうちにお得バンドル入りでもしそうな大幅値下げ率ですが、まあ少しぐらい無駄遣いしてもいいでしょう。
このうち前者はアドベンチャーゲームであり、繰り返し訴えているとおり私にとっては遊ぶにあたって体力(EU4 でいえばランダムイベントでシャーンシャーンと安定度が連続で下がっても即国家崩壊しないだけの備えのある状態)か気分のノリが必要なゲームです。そしてそもそも前作をクリアはしたもののコンプリートはしておらず、公式サイトで無料公開されている後日談も未プレイのままなのです。さらに悪いことに、このゲームはたいへん楽しめたゲームなので、Season 2 までコンプリートしたらぜひ記事にしたいと思っているのですが、そうやって予定を立てることがまた自分のなかで重しとなってしまう悪循環におちいっています。というわけで、重たいアドベンチャーはとりあえず放っておいて、ウェブ無料版(リンクを張ろうと検索してみたものの大手無料フラッシュゲームサイトしか引っかからず、公式サイトには無料版へのリンクが見当たらないので権利的にどうなのかいまいちわかりません。自分がどこで遊んだかも記憶にないです。気になる方は各自検索してください)のプレイ感からすでにある程度の楽しさは保証済みで気軽に遊べそうな Painters Guild をさっそく遊んでみることにしたのでした。よかった、積んだまま腐らせずに済んだ。