2016年4月1日金曜日

Victorja シリーズ最新作 Trump: Make America Great Empire 発表!

当記事はエイプリルフールのジョークです



Paradox Interadioactive 社は本日(2016/04/01)、最新作 Trump: Make America Great Empire の制作を発表した。
許して

本作は Victorja: An Empire Under the Sun (2003), Victorja 2 (2010) の系譜を引き継ぐグランドストラテジーだが、大胆にも舞台を現代21世紀に移している。タイトルの変更は19世紀を代表する人物であったヴィクトリア女王から21世紀を代表する人物であるトランプ大統領へ、ということなのだろう。国民をPOPとして管理する Victorja のシステムは従来と同じだが、蔓延するテロリズムや移民・難民による社会不安など現代社会の問題が反映されるとのことで、まったく新しいプレイ感覚が期待できそうだ。


幸運なことに試遊する機会にあずかった筆者はさっそくこのゲームの主役であるアメリカ合衆国でプレイしてみることに。ゲームは2016年1月より始まり、しばらくすると史実どおりゲームの顔である共和党のドナルド・トランプ氏が合衆国大統領に就任するイベントが発生した。Victorja シリーズでおなじみであったヴィクトリア女王の戴冠式イベントを思い起こさせる演出に、かつてのシリーズの大ファンであった筆者も思わず笑みがこぼれた。
あえてクラシックなイベント絵を用いているのはEU4からの流れだろうか?
遊んでいてまず気づいたのは、かつての Victorja シリーズよりも Decision(決断)やイベントが豊富に用意されていることだ。ためしに Build The Great Wall(長壁の建築)という Decision を実行してみたところ、南に国境を接するメキシコとのあいだに移民の流入を防ぐ長大な要塞線が無償で築かれ、100億ドルにものぼるその建築費をメキシコの側に支払わせるイベントが発生した。支払いを拒否すればアメリカはその強大な軍事力を行使する Casus Belli(開戦事由)を得られるとあってはたまったものではなかったようで、AIが操作するメキシコはトランプ大統領の恫喝に屈して莫大な支払いに応じたが、これなどどちらに転んでもゲーム的にはおいしい展開といえる。
不法移民から国境を守る規律ある民兵たち
トランプ大統領率いるアメリカは、他にも富裕層への減税による景気拡大や経済に重くのしかかる社会保障の打ち切り、銃規制の削減とミリシアに対する援助による小火器の内需拡大およびPOPの闘争性抑制など、ゲーム的に有利な選択を次々ととれるのが印象的だった。
その後、シリア内戦問題に関するイベントで大統領がイランに対して宣戦布告をしたところで試遊期間が終わってしまったため、今回のレポートでは戦争を体験することはできなかったが、全体的に現時点でもなかなか興味深い仕上がりであった。来月の Stellarix、再来月の Hearts of Irony 4 と新作の発売予定が続くParadox社だが、これからの展開にもますます期待できそうだ。

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