VA-11 HALL-A は「サイバーパンク・バーテンダー・アクション」という謎のジャンル名を名乗るゲームですが、デモ版を遊んだ限りでは要するに、サイバーパンクでディストピアな世界でバーテンダーとして働き、客の話し相手をする形式で物語が展開するノベル系アドベンチャーゲームだと思われます(アクションとは一体……)。短いデモ版だけでも世界観や物語、キャラクターの描写などさまざまな魅力が伝わってくる出来になっていますが、個人的に大いに気に入ったのは、バーテンダーとして実際にお酒を作る作業をゲームシステムに上手に組み込んでいる点にあります。客の注文に応じ、レシピを見ながら酒の配合やフレーバーなどを決めて、自分の手でカクテルを作るのですね。筆者の性向として Hanako Games の Long Live the Queen や Zeiva Inc の Train of Afterlife など、一定のゲーム性を備えたノベル系アドベンチャーゲームに弱いのですが、VA-11 HALL-A のデモ版をプレイした際はまさにこの点でツボを激しく突かれた思いでした。どうも長いこと開発にかかっていたようですが、ひとまず進展が確認できたのはなによりなことです。
カクテル作成画面はこんな感じ |
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