道具
ゲームをある程度進めると、道具の作成と使用が解禁されます。道具は3種類まで利用することができ、大まかに、戦闘準備時間に設置するものと、戦闘中に使用するものの2種類に分けることができます。戦闘準備時間がない場合、前者を戦場に持ち込んでも意味がないことには注意が必要です。戦闘開始前であれば持ち込む道具は自由に変更できます。戦場に持ち込める道具の数や、道具の配置・投擲の距離などは、プレイヤーキャラクターの戦術値によって変動します。使い勝手は戦術値に大きく依存するものもありますが、多くは便利で有用なものです。また、設置系の道具(罠)については敵が使用してくることもあります。敵によって設置された罠はマップ上からは隠されていますが、罠探知技能を使用し隣接ヘックスに移動することで発見できます。ゲームの後半になると特殊な道具を入手する機会もありますが、ここでは作成可能な一般的な道具について解説するにとどめます。
設置系道具
バリケード
設置ヘックスに半遮蔽をもつ障害物を作り出します。バリケードは100の耐久値をもち、直接攻撃によって耐久値を0にすることで破壊できます。あまり使い道のない木材を使用して作成するので、コストが安いという利点があります。また、敵はバリケードでふさいだ道を遠回りするよりも、バリケードの破壊を優先する傾向があるので、遠隔攻撃を多用する戦い方であれば、使い出はさらに増すことでしょう。
カルトロップ
日本でいう「まきびし」で、設置ヘックスに入った敵ユニットの移動力をそのターンのあいだ半減させます。金属だけで作成でき、コストが安いのが特徴ですが、ダメージなどは与えられないため、特に戦術値が低く戦場に持ち込める数が少ない場合、他の設置系罠と比べるとどうしても利便性が低いように感じます。逆に戦術値が高く、大量にばらまけるなら、遠隔攻撃や斥候のヒットアンドランをメインとする部隊であれば使い出があるかもしれません。
投網罠
設置ヘックスに入った敵ユニットを網でとらえ、そのターンの行動を即時終了させます。単純にカルトロップの上位互換と考えられ、近接攻撃メインの部隊にも役立ちますが、製作には縄を使用するため、あまり多用はできないでしょう。ここぞというときにここぞという場所に。
刺突罠
設置ヘックスに入った敵ユニットに40~50程度のダメージを与えます。大ダメージを与えられる罠として、あらゆる状況で役に立つでしょう。それだけに、敵の設置した罠を踏まないように注意。また、他の罠と違い、敵の行動を止める効果はないことも留意しておきましょう。
使用系道具
たいまつ
投げたヘックスの周囲を明かりで照らし、夜間の遠隔攻撃命中率ペナルティを取り除きます。使いどころはいまいち(夜間の戦闘でしか意味がないうえに、遠隔攻撃にしか関係ない)なので、あまり過剰に作りすぎないよう。
ランタン
投げたヘックスとその隣接ヘックスのうちランダムで1ヘックスに、数ターンにわたって燃え広がる炎を放ちます。投擲時に当たったり、炎上したヘックスへ侵入するなどして炎に触れた際に、20ほどの直接ダメージが入るほか、火傷の継続ダメージが数ターンにわたって入ります。ターン開始時に炎の上にいた場合も直接ダメージが入ります。炎自体が半遮蔽をもつダメージ床となるため、随時使用可能な簡易バリケードとして役立ちます。設置系罠と違い、味方が放った炎にも巻き込まれることがあるので注意しましょう。また、雨が降る戦場ではすぐに消えてしまうことも忘れずに。作成に油を使うため貴重ですが、使いかた次第では大変便利な道具です。
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