2017年5月1日月曜日

HoI4: フランス AAR 第18章 最後の戦い

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1948年12月31日。今やユーラシアのほぼ全土が人類連合の傘下に入った。スターリンにはその誤った指導で多くの人民を死に追いやった許しがたい大罪があり、その刑はフランス領ギアナへの流刑と決まった。かの酷暑の地で密林の数を数える仕事についてもらうとしよう。
もはやなにを恐れる必要があろうか。フランスは人類連合の完成を目指し、アメリカ大陸の帝国主義者らとの最後の戦いに備える。これまでに入手した米大陸領――ニューファンドランドやカリブの島々など――を要塞化し、空港、レーダー施設、インフラと補給港を整備して大陸攻略への足掛かりとする。

現在のフランスの圧倒的な工業力をもってしても、最終決戦の準備には1年の時間を要した。


そして1949年12月8日。フランスはファシストの支配するベネズエラに対し、フランス領ギアナの安全保障を理由に宣戦を布告。アメリカは大陸の守護者として防衛側に参戦し、これをもってその同盟国である民主主義勢力とも戦争状態に入った。おそらくこれが最後の世界大戦となるだろう。それにしても民主主義の擁護者気取りがファシストのお守りとは。

フランスは宣戦布告と間をおかずに全世界で攻勢に出る。ポーランド、ギリシアは周到な開戦準備を整えていたフランス軍にまもなく蹂躙される。アジア方面軍はフィリピンを攻略し、オーストラリア、ニュージーランドへ渡る障害を排除する。

石油輸出でぬくぬく潤っていた模様。HoI4 ではゲーム後半になると資源による国力の差がはっきり出ますね
アメリカ大陸では困難な補給とベネズエラの厳しい地形、そして予想以上に堅固な兵力を蓄えていたベネズエラ軍を相手に苦戦していたが、5月、海兵隊によるトリニダード島からの決死の上陸が成功したことをきっかけに、堅固に見えた防備はもろくも崩れた。


6月、ベネズエラは屈したが、戦争は終わらない。

多すぎる師団数、しかも大半が通常の歩兵。AIに上陸戦は難しい模様
アメリカは6月、41個師団の大軍勢をもってフロリダの目と鼻の先にあるバハマを強襲する。これは前もって備えていた海兵隊によって撃退されるも、これ以降、海軍の主力がオーストラリア占領に備えて太平洋にいる今、バハマは対米最前線の拠点として幾度も攻撃にさらされることになる。

上陸戦は下手だが海上防衛はうまいAI
一方、オーストラリア戦線は苦戦していた。フィリピンを制圧したアジア戦域軍はオーストラリア・ニュージーランドに対する攻撃を開始するが、手始めに北部ダーウィンに海兵隊を揚陸させたところ、鉄壁の防御によって見事に撃退されてしまった。どうやら一筋縄ではいかないようだ。太平洋を速やかに制圧し、東西から米国を攻撃する戦略は失敗に終わったとみてよいだろう。かくなる上は、ベネズエラから米国に通じる道を切り開き、陸軍による攻撃に任せるほかない。フランスは翌年1月、コロンビアに宣戦布告。その月のうちに降伏に追い込み、勢いパナマへ進撃する。パナマもまもなく降伏し、運河を守る米軍は殲滅された。


もはや飾りの言葉は必要だろうか? 委員会の号令のもとに、あらゆる勢力を踏みつぶす力が今のフランスにはあるのだった。フランスは4月17日、中米諸国に宣戦布告し、これを占領下に置く。メキシコへ通じる道を確保する。


一方オセアニアでは、東北部の空港に落下傘部隊が降下し、敵を引き付けたのちに本命の海兵隊がクイーンズランドの軍港を襲う。この作戦は成功し、5月、フランスはオーストラリア上陸の足掛かりを得る。

正直落下傘部隊の使い方がよくわからない
上陸した機動師団が一気に半島を打通し、落下傘部隊の陽動に釣られた14個師団の包囲に成功、これを殲滅する。補給が厳しいフランス軍は、東岸沿いを南下し、次の軍港を目指す。東岸の主要都市を落とされたことで、10月28日、オーストラリア政府は降伏した。


オセアニア方面のフランス軍はしばし息を整えたのち、ニュージーランド攻略に移る。はじめは北部オークランドに海兵隊を上陸させようとしたが、守りが固く撃退されたため、戦略目標を切り替え、52年2月、南部クライストチャーチに上陸して足がかりを作る。そして手薄になった北部にも再度上陸し、2軍を南北に分けて上陸させ、降伏に追い込んだ。


そのころ、南米ではペルーが突如として民主主義同盟への加入を宣言し、フランスに対して宣戦を布告。背後を突かれたフランスは慌ててヨーロッパから戦力を輸送し、これを殲滅したのだった。フランスは予防措置としてブラジルをはじめとする南米諸国を一掃することにした。背後の不安を抑えるに十分な戦力を用意したフランスは、同時にメキシコ国境に大軍を寄せ、満を持してメキシコに宣戦布告した。今や世界に残る国家はフランスとその敵国のみとなったが、それもすべては米国との決戦の布石でしかなかった。

次章: 世界はフランスに身をゆだねる

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