2016年3月28日月曜日

Expeditions: Conquistador ガイド: スタートアップ

プレイヤーキャラの能力と従者の選出はゲームを始める際に自由に選べますが、ここでの選択はゲームの難易度にある程度影響します。とはいえプレイヤーの理想に合わせて好みで選び、その結果に殉じることもゲームの楽しみであるとは思いますので、最低限やってはいけないことに着目して書いていこうと思います。



PCの能力

他の能力を落としすぎることなく2つか3つの能力を特化させることが推奨されていますが、基本はその線で問題ありません。以下では各能力についてそれぞれみていきます。


戦術 Tactics

奇襲や有利な初期配置など、戦闘開始時の状況を有利にするために用いられる他、戦場に持ち込める道具とその配置・投擲範囲を拡大できます。
戦闘を積極的に楽しむタイプであればもちろん高めに取るべきですが、たとえ外交メインの非戦プレイでも避けられない戦闘はあるので、初プレイであればある程度は振っておいたほうがいいかもしれません。戦術があまりに低いと、戦闘時の道具の使用がかなり制限され、戦闘が苦しくなるでしょう。もちろん敗北を甘受するならその限りではありません。敗北しても怪我人が出て財貨を奪われたりするだけで、敗北即ゲームオーバーになるような戦闘は一切ありませんから。

外交 Diplomacy

対立する敵との平和的な折衝の他、値切りや報酬増額などの交渉事に用いられます。学者的な非戦プレイでいくのであれば(非戦でもクエストクリアの経験値などはしっかり入るのでプレイスタイルとして十分ありですよ!)高めに取る必要がありますが、戦闘狂でもある程度振ってあれば何かと役立ちます。とはいえ交渉する気が全くないのであれば、1まで落としてみても面白いかもしれません。

治療 Healing

薬草の入手量や従者を治療する際の薬剤の消費量に影響します。薬剤を切らしてしまうと負傷した従者の容態は日に日に悪化していき、治療に必要な薬剤量も増えていく負のスパイラルに陥ってしまうため、十分な薬剤の確保は安全な探検に不可欠です。薬剤は交換財としても優秀なので、高めにとっておいて損はありません。戦術、外交、指導力の三大スキルに比べれば優先度は落ちますが、医者のロールプレイなどで高めにとってあれば、探検中に役立てる機会が用意されています。

生存術 Survival

毎日の狩猟の結果を向上し、獣肉の入手量を増やします。その結果、糧食の消費量を減らすことができます。効果を考えると、どうも次の偵察スキルと役割が若干競合しているように思えます。というのも、狩りによる獣肉の入手と食事による消費は1日に1度の出来事であり、偵察スキルはその1日の時間を延ばす効果があるからです。とはいえ、糧食は高い士気を維持する上でやはり重要なので、どちらか極端に振り分けてしまうのはおすすめしません。好みで適度に振り分けましょう。

偵察 Scouting

1日の移動距離を増加させます。これはつまり、糧食を消費する機会を減らすことにもつながるため、なかなか重要なスキルです。しかしながら、夜営の機会が減るということは、そのまま道具の改良や製作に必要な時間も延びることにつながるので、生存術を切り捨ててその分全てを偵察に振るような振り分け方はおすすめしません。やはり好みでバランスよく振り分けましょう。

指導力 Leadership

士気の初期値と上限、および従者が抗命にいたる士気の閾値に影響します。士気の初期値はキャラ作成時に設定した指導力の値がそのまま反映されるようです。なにかとわがままの多い従者たちを率いていくうえで、士気の管理は重要です。また、高い士気はクリティカル・ヒット率を向上させます。特に重要なのは最後の抗命の問題ですが、どうやら士気の初期値を負の値にした数字が抗命の閾値となっているようです。例えば指導力が1しかないと、士気の初期値が1なのに、たった2だけ減って-1まで下がった時点で(場合によってはサント・ドミンゴを出発したその夜に!)即座に抗命に走ってしまうので非常に危険です。指導力を下げることはもはや縛りプレイの領域なので、とりわけ初心者の場合は振れるだけ振っておくことをおすすめします。

従者の選択

主に個人の性格と職業のバランスが問題となります。

従者の性格

性格の対立は大きな問題になり得ます。多くの性格は1対1で相反するものがあり、一方の意見を要れればもう一方が下がるという具合です。とはいえ、十分な指導力があればそれほど神経質になる必要はないし、同じような性格ばかりを集めて従者を決めるのもつまらない話です。ここでは二対の性格について述べるにとどめておきます。

攻撃的 Aggressive vs 平和的 Peaceful

この対立が一番の問題といえます。原住民の集落を略奪したり、交渉で解決できる場であえて攻撃を選んだりすると平和的な性格の従者はどんどん士気が下がっていきます。略奪を多用する虐殺者の道を選ぶのであれば、平和的な従者は慎重に選ぶべきでしょう。

人種差別的 Rasist vs 寛容 Openminded

前者と似通っていますが、こちらはプレイヤーの言動によるところが大きくなっています。注意すべきは略奪時など、この二対の性格に重複して影響することがあるので、平和的かつ寛容など片側が重複している従者(ValienteやQuinteroなど)の採用は、自身のプレイスタイルに合わせて慎重に検討すべきでしょう。

従者の職業バランス

自動選択に任せた場合、医者2,狩人2,学者1,斥候2,兵士3となり、これが初心者に向いた一般的な編成といえます。これに一味加えたい場合、最低限である医者1,狩人2,学者1,斥候2,兵士3の基本編成に残り1名なんの職を加えるか、といったところでしょうか。

医者 Doctor

夜営時は薬草の調合と負傷者の治療、戦闘時は味方の耐久力回復と蘇生を行えます。最低でも1名は必要で、医者を戦闘に出す場合は、その医者自身が負傷した際の夜営に備えてできれば2名欲しいところです。とはいえ、医者の戦闘中の回復技能は強力ではありますが、必須というほどではないので、医者を戦闘に出さないのであれば1名で十分でしょう。

狩人 Hunter

夜営時は獣肉の調達と糧食の保存加工、戦闘時は遠距離からの射撃を得意とします。他のユニットは遠隔攻撃の命中率が低いため、戦闘には常時1名は参加させたいところです。夜営時の働きも考えると2名がベストでしょうが、戦闘に2名参加させたい場合などは3名に増やしてみてもいいかもしれません。アルケブスのかわりに弓を使う狩人がいますが、射程がのびるかわりに威力が10も落ちるので役に立つかは微妙なところです。

学者 Scholar

夜営時の工作に役立つ他、イベントなどで学者が必要になる場合があり、最低でも1名は連れて行きたいところです。戦闘時は支援ユニットとして活用できますが、非常に癖がありうまく使いこなすのは難しいのであまりおすすめしません。学者を戦闘に用いたり、学者ロールプレイとして非戦プレイでいくのでなければ1名で必要十分といえます。

斥候 Scout

戦闘時は高い移動力と高い攻撃力を活かした挟撃を得意とします。防御力は劣りますが、うまく使えれば非常に強力なユニットとなるので、戦闘には最低1名参加させたいところです。戦闘に用いない場合でも、夜営時に警備の人手が足りないときはそちらにまわしたりと融通が利くので、2名は入れておきたいところです。

兵士 Soldier

高い防御力に高い攻撃力を併せ持つ、戦闘の主力となるユニットです。6人戦の場合、医者狩人斥候などを出したとしても、前線の盾として最低でも2名は兵士を出すべきでしょう。移動力が低いのが欠点ですが、伍長 Corporal への昇進時に韋駄天 Strider のスキルを取得して移動力を伸ばすと使い勝手が格段に上がります。また、夜営時に最も重要な警備を担当するため、最低でも3名は欲しいところです。ゲーム開始直後にスペイン人とタイノ族のハーフである女性兵士が隊に加入する機会があるので、彼女を用いることを前提に最低限度まで兵士の数を減らしたいのであれば、初期隊員の兵士を2名に減らす選択肢もありえるでしょう。

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